物件名 |
パーラーA |
所在地 |
*** |
探索日 |
2004年11月 |
廃墟日 |
2002年夏頃と推察 |
分類・規模 |
アミューズメント施設(パチンコ店)・小規模 |
**県の闇夜に聳える廃パチンコ屋。パーラーA。
もうここに座っても、何もする事はできない。そして静粛の空間。
かつてはここで一喜一憂した人々がいた。サイフの中身も軽くなったり薄くなったり。
店内を監視していたモニター。ゴト師は来たのだろうか。
何かを操作していたパネル。そして金庫。カネカネキンコ。
カレンダーはここでも時が止まった事を証明する。
そしてここでも、進入した者の宴の後が。
寮が併設されていた。
このパチンコ屋の前身。やはりパチンコ屋だった。
なにかと荒れているのが廃墟。何をしたくてこうまで荒らすのか。
寮の風呂は共同。交代制だったのだろう。
寮には賄いの厨房があった。
部屋にパチンコ台が持ち込まれていた。
洗濯部屋。住み込み従業員はここへ洗濯に。おじいさんは山へ柴刈りに行っていた。
女性従業員も棲んでいた。写真と生命保険の領収書が残る。
またいつか、改装されて賑わうのだろうか。
コメント |
by TEL |
パチンコ店の廃墟。不況のあおりか国道沿いにここ2、3年良く営業を辞めたパチンコ店を
目にいたします。
大勢の欲望と熱気を内包していたであろう、鏡張りのホールはかつての喧騒を忘れ去りす
っかり静まり返っております。
遊技機は取り外され、内部が露出しています。
1階パチンコホールの上はかつての従業員の方々の住まいとなっております。
消火粉末を撒き散らし、なかで宴を開いたであろう痕跡、寝泊りしていたであろう人の宿営
跡・・・
それらの品々に混じり、過去の正当なる住人の品々が埋もれております。
国道沿いにもかかわらず取壊したり、次の新しい店舗が入る訳でもなく何年もこのままとい
うのは私では与り知らぬ事情が有っての事でしょう。
パチンコはやらない私ですがあの営業中の喧騒は知っております。
静まり返ったホールにたたずむとあの喧騒が頭の中で響き、諸行無常の思いがいたしま
す。
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コメント |
by pcfx |
この物件の寮にはとても興味深い従業員の遺留品があったんですが、TELの撮影技術
によって見事にピンボケしており、残念ですがお見せできませんでした。
ナイスガイの従業員だったので悔やまれます。 |
写真:TEL 写真コメント:pcfx
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