山上に姿を現すKR閣。この写真を撮るためにTELは川の中州まで行った。ご苦労千万。 山を登り詰めると、正面入り口は割と小奇麗なままだ。 夜に来るとこんな感じになる。 入り口からこんにちわ。哀しみよこんにちわ。サガンオールスターズ。 フロントの時計は1時と7時だけ赤い。なにか意味があったのだろう。 正面入り口は、実は2階にある。山の建物にありがちな構造だ。 一方、外にはガーデン結婚式場がある。雨の日はずぶ濡れ結婚式。カッパ着て挙式。 さて、カウンターの内側には、懐かしい「ポケベル」があった。若い人は見たことないらしい。 紙の菓子箱を再利用して、更に鍵入れに。資源を大切にするのは思考停止だ。 カウンターの裏にはコントロールルーム。ん?下に見えるのは? スタッフジャンバー。しかし手書き。スタッフジャンバーの存在価値を問う問題作。 2階には色々な施設が。 客室の中はベッドも片付けられていてガランドウ。 中ホール。和洋折衷。 スナックの入り口は、まるでマンションのドアのようだ。 大浴場があるようだ。 この大浴場は「温泉」ではなかったらしい。単なる「風呂」だ。 キレイなままの廃墟というのは、物足りないような残念のような、複雑な気分だ。 浴場には大と小があって・・・こっちは小さい方。 こっちは大きい方。 このボイラーが頑張っていた。 「かわや」。和風なのかと思ったら、洋式だった。 工具のシルエットだけが残る。常識ネ。 3階は結婚式場。 鳳凰の間。やや豪華。でもそんなには豪華じゃない庶民派。 外に出ると、やはりファッキンな植物野郎に侵食され始めている。植物は敵だ。 奴らは油断すると、高いポールの上まで侵略する。絶滅させるべきだ。 昼間によくみると、なんか安っぽい建物なのが印象に残る。これが閉館の理由だったのか。 安普請の結婚式場は敵性生物たちの侵略に耐えかねて埋没していく。
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