物件名 某研究所某研修センター
所在地 ***
探索日 2005年5月
廃墟日 1995年頃と推察
分類・規模 研修所 中規模(2階建て)


泊まり込みで企業戦士としての心構えを研修しにくる私設。



そのような研修が具体的に役に立ったためしがない。雇用主の欺瞞。



研修生シューズが並ぶ。マラソンとかもさせられたに違いない。



入り口に鎮座する木像。達磨太子か。



エントランスには瀟洒な階段がある。



設備を見る限り、さほど堅苦しい規則に縛られてはいなかったようだ。



行動学と感受性、そして禅と経営学をムリヤリくっつけた。学のない者はすぐ騙される。



企業とは自分を発見する為の場所だっただろうか?働く場所ではなかったか?



雑誌の宣伝にも余念がない。



とにかく従業員を管理したくてしょうがない思想は日本企業に蔓延。思い上がり商業主義。



研修に訪れていたのは「恋の一発」会や「こぶしはいらねぇーち」会。レベルがわかる。



軍歌も歌わせずにおれない。自分の世界観から脱却できないのが稚拙な自我の限界。



ロビーから奥に通路。



研修所らしい部屋。インチキコンサルに騙される三流企業の戦士が集う。いと哀れ。



研修生の食欲と栄養を満たす厨房。



ある部屋は研修生たちの落書きが爆発する。洗脳されやすいのは自我の弱さ。



弾けるパトス。そのエナジーで将来大物になるのは自由だ。勝手になればいい。



研修所だがカラオケもある。福利厚生もばっちり。



通路側は鉄の扉だが、内部は襖。監禁部屋だったのか。



研修生の部屋は旅館のようだ。



男子浴室は三角形。しかし岩風呂風。



女性浴室は小さめ。



一応ミネラル温泉。「ルンルン」と曰うオヤジ。



亀裂の入った柱。やばい。



講師の部屋だったのか。相田みつをの格言がある。相田程度を崇める文学離れニッポン。



一見して「電波絵」。精神世界を中途半端に追うとこうなるという見本。生兵法で重症。



思想が腐る場所では剥製も腐る。



野良人が寝泊まりした跡。木刀やナイフで武装。



なぜかプールのような屋上。清々しい。



商業主義という立脚でなにをやっても、それは崇高なものにはならない。屋上は物語る。



コメント by TEL

一昔前、日本の企業は幹部候補生やら管理職の人やらをこぞって
富士だの箱根だのにある研修所に送り込んで体育会系の「企業戦士」に洗脳するのが
流行ったような記憶があります。

この物件がどのような研修プログラムだったのかは存じませんが、そんな事をぼんやり
思い出しました。しかし、今も現役の研修センターは少なからず存在しますね。

入口にはいきなりこの研修センターの研修プログラムゆかりの達磨大師と思われる
木彫りの像がありました。

研修室と思われる部屋は一箇所しかなく、内部は研修センターというよりはホテルと
いった印象のほうが強いです。

しかし残留物は研修所だった事を色濃く残しており、現役時代の様子の一端を伺う事が
出来ます。

落書きだらけの部屋が1箇所あり、ありがちな「連合」系の皆様のものかと思いきや文面
から推察するにかつてのここの研修生の皆様の落書きが大半であり意外でした。

最後に、ここで研修を受けてを巣立って行かれた皆様のご活躍を祈りたいと思います。


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