廃墟の取扱いについて   2005/03/16 pcfx





2chのオカルト板を見てると、弊サイトの名前が出ていた。その内容はおおまかに以下の
通りだ。意味がわからない方は飛ばしてもらいたい。

1.「場合です。」関連の話
2.それを削除した件
3.廃墟の取扱いについて、「犯罪の温床になるから壊せばいい」という見方がある件

まず1と2の事だが、pcfxが2chで該当レスを見たのは書き込みから10日ほど経ってからだ。
(つまり今なんだが)削除したのは数日前だった。
削除した真相は、pcfxがネタで書いた「場合です。」関連の話に対して、TELが慎重論を
提起してきたのでそれに応えただけである。実際に2chでコピペされていた事を見ると、TEL
の慎重論は正しかったと言える。「場合です。」氏本人から苦情が来たからでも、2chにコピペ
されたからでもない。しかし無断転載されると、こちらの意図が曲解される事があるので
やめてほしいものだ。用語解説全体の雰囲気の中に「場合です。」に関するネタがある場合と
そのネタだけ抜き出して見るのとでは、こちらの意図しない受け取り方をする人も出てくる
だろう。

3については、当方が相互リンクさせて頂いているサイト様の考え方に「全面的に賛同」して
リンクさせて頂いているわけではない。当方は廃墟系だが、心霊系サイト様ともおつきあい
させて頂いている。また同じ廃墟系でも考え方や物の見方は違っているのは承知している。
そのサイト様の主張が曲解されて伝わっている場合もあり、詰まるところ受け取り側次第
印象は変わるものだ。

「廃墟は犯罪の温床になるから壊せばいい」という見方がある件については、当方は賛同も
反対もない。廃墟には所有者なり責任者なりがどこかに必ずいるので、壊すかどうかは
その人達の問題である。「犯罪の温床」については、犯罪行為の多くが廃墟に限って行われ
るのならともかく、同じ条件として人気のない公園や深い山林など同様の環境はあるだろう
から、その議論は意味のないものになる。(監視のない場所をなくそうというなら別だが)

我々の趣味は非常に危ういバランスの上に成り立っている。できるならそのバランスを壊した
くないし、守っていきたいと願う。しかし我々が情報を流さなくてもDQNは独自に廃墟を発見
して荒らすし、我々がサイトなどで紹介する遙か前から、DQNは廃墟を荒らしていた。我々が
物件を発見するのは、多くがDQNの後だ。廃墟サイトで紹介されている物件の多くにDQNの
落書きがあるのを見ればそれは一目瞭然。物件の地元DQNが最も早く廃墟を発見している
事実を考えれば、廃墟サイトの主張など後の祭りと言ってもいいだろう。未だサイトの情報は
地元民の発見の後追いばかりである。その逆という例はまだ少ない。我々にできるのは情報
二次的な拡散を防止する事くらいなものだが、情報源からダダ漏れしてる状況では焼け石
に水だ。

多くの廃墟探索者が理想とする像は、

「DQNの荒らし行為を完全にやめさせ、合法的に廃墟を探索し、永久に保存したい」

というものだが、そのどれもが不可能と言ってもいいだろう。
結局、我々にできる事は何もないのだ。








探索頻度と発見方法と宣伝   2005/03/16 pcfx





掲示板で探索頻度の話が出ていたので実情を書く。

pcfxは平日に空いている日が多いので、TELが仕事を終えてからpcfxを拉致しに来る。
そして深夜まで入手した情報を元に廃墟を探しに行く。週1〜2回くらい。

YOCHIは土日にTELに回収され、YOCHIが魔術的にデテクトした物件を探索に行く。
これも週1〜2回くらい。

TELはこの他に、外回り仕事のついでに物件を探し回り、入れそうな物件はソロ突入する。

このように、多い時で週5〜6回。少ない時で週1〜2回は探索が行われている。1回の探索
で数件回る事も多いが、それがデマだったり、更地になっていたり、見つからなかったり、
廃墟じゃなくて現役だったり、以前は廃墟だったのに改装されて現役になっていたり、見る
べき物がないような物件だったりと、どれもこれもがアップするに至るというものではない。

また、諸事情でアップできない物件もある。その物件が調査の結果ヤクザ管理の場合とか、
管理者が削除を求めてくるという情報がある場合や、物件自体は廃墟なのだが、その隣に
同じ経営者の別の現役施設があったりなど。

既にアップしている物件で「H松鉄骨廃墟」という写真3枚だけのものがあるが、これは本来
アップする予定ではなかった。しかし我々の趣向とは違うものの、あまりに清々しい写真な
ので公開に踏み切った。




さて、TELへのメールで、「物件の場所の情報下さい」というものがいくつかあったそうなの
だが、以前にも書いたように相手が見えてこない状態では、ウカツに情報を漏らせないのだ。
メールを送ったのが探索者を装ったDQNという場合もあり、教えてしまった結果廃墟を荒ら
される可能性もある。まずは交流して、それからにしたい。

そうやって断っていると今度は「じゃあ廃墟の捜し方教えてください」というメールが来た。
我々も普通の人間なので、常識を越える超科学的な手法など取っていない。YOCHIの能力
は時としてメンバーに驚愕を与えるほど魔術的だが、彼とてリアル魔法使いではないので
誰にでもできる方法を使って調査しているに過ぎない。ただ、その根性や執着が物凄いので
他人よりも探し出せるだけなのだ。

ここでいくつか方法を挙げるので参考にされたい。

1.とにかくドライブで走り回り、寂れた地域を重点的に探す。
2.ネット検索を根気強く続ける。意外なサイトに意外なヒントがある場合もある。
  例えば各観光地サイトのホテル・旅館案内、ドライブ日記のサイトにもヒントはある。
  2chの関連スレを見つけて継続的にウォッチする。
3.現地の住民に話を聞く。しかしここで「この辺の廃墟知りませんか?」というダイレクトな
  質問に答えてくれる人は少ないだろう。怪しまれるだけだ。話を聞き出すには、まず相手
  に安心感や親しみを与えなくてはならない。
4.各市町村にある「廃墟案内所」を利用する。町や村など人口規模が少ない所では役場
  の中に併設されているので、ここの係員に地図のコピーを要求したり、役場の車で案内
  を申し出るような事をすると通報されたり、鉄格子のある小部屋にお泊まりする事になる
  やもしれないので本気にしない。



そしてサイト宣伝についてなのだが、これは特別には行っていない。過去に1度だけ2chの
某スレにリンクを貼ったが、ほぼスルーだった。相互リンクをお申し出下さったサイト様の
リンクが唯一の宣伝と言っていい。あまり堂々と胸を張って公開するような内容ではないので、
アングラサイトという位置づけでもいいんじゃないかとpcfxは思っている。しかしそれでも、
ご覧の方々のおかげさまで現在5000ヒットを達成できた。掲示板に応援カキコも増えて、
ちゃんと反響があった事に驚きと感謝をさせて頂いている。










アクセス解析   2005/03/10 pcfx





fc2サーバに引っ越してから、アクセス解析のサービスも楽しめるようになった。
実に細かい事まで分析してくれるので、見ていて楽しい。

まず、アクセス者の国名がわかる。日本が殆どなのは言うまでもないが、フランスやシンガ
ポールからもアクセスがあるのが面白い。他にも「米国営利組織」という謎な団体からも
定期的にアクセスがあって怖い。NSAですか?w

国内では愛知県がダントツのトップ。続いて東京・神奈川・静岡が多く、驚くのは沖縄から
もある程度アクセスがある事だ。

プロバイダではOCNYAHOO!BBが最も多い。

リンク元を見ると、廃墟エクスプローラーさんとうさぎっ子恐怖館さんが多く、お世話になって
おります。

時間帯では、昼の2時〜3時と、夜の10時〜11時が一番込み合っているようだ。
fc2さんは時々アクセスが遅くなる事があるので、なかなか見られないという方がいたら、
この時間帯を外してみてはどうだろうか。










情報交換   2005/03/08 pcfx




掲示板やメールで、物件の場所の質問を受ける事がある。これに関しては、我々は頭を
悩ませている。以前にもどこかに書いたが、情報の受け手が廃墟を荒らさない人物かどうか
文章では判断できないからだ。我々は常々、廃墟でのDQNの傍若無人な振舞いに辟易
しているのだ。放火・破壊・窃盗・落書き。酷いものだ。

結論から先に言うと、交流のない方には場所情報をお伝えできない。交流を望まれる方は、
とりあえず代表のTELにメールでご相談頂きたい。

割と有名な民家廃屋も、2004年夏に雑誌で場所を公開されてキモラーが大勢押し寄せ
大騒ぎしたので、近隣民家に迷惑をかけてしまって取り壊しになってしまった。


合同探索する際は、まだ相手が見えるので考慮しやすい。雰囲気で相手がどんな人物かは
大体判断できる。もしDQN臭が少しでもしたら、急用を思い出して帰る事にしている。
また、サイトを運営している方については、その内容やポリシーを窺い知る事ができる。


情報が欲しいという気持ちは非常によくわかる。我々も同じだからだ。

我々が情報を欲しい場合の交渉手段の一つとして、まずこちらが相手の手持ちカードにない物
を探る。そしてそれを確認してから、こちらから先にその情報を送る。相手に信用してもらう
のが先だと考えるからだ。相手がその情報に満足したという反応があれば、そこで始めて
こちらから情報が欲しい旨を伝える。もちろん、情報交換をする前にある程度の交流を経る
のだが、それはやはりこちらのポリシーというものをわかってもらう必要があるからだ。
我々とて、他のサイトにいきなりやって来て「情報下さい」という方法は取っていない。

では、今現在全く情報の手持ちがない場合や、手持ちがあっても誰でも知っている物件しか
ない場合はどうしたらいいのだろう。

我々も活動過程において、そんな状況の時もあった。我々の場合は周りの環境に恵まれて
いた事もあって情報協力者がすぐに現れたが、それは自分たちで走り回って足で探した物件
で出会った人達に教えてもらった事が多い。今はネットがあるため、我々の時よりも手軽に
情報を手に入れる事ができる。

例えば、個人運営の廃墟サイトでは、やはり廃墟情報の氾濫による不利益を考えて情報の
公開を控えるケースが多い。そこで匿名掲示板なら、ある程度無責任に情報をやり取りでき
る環境にあると言える。例えば、その物件が何県の何市にあるのか程度がわかるなら、地元
地域の情報の掲示板に質問を書くなどすれば回答を得られる可能性は高い。


また、廃墟サイト同士で情報非公開を約束している場合もある。まだ荒れていない廃屋で、
DQNの行動範囲から外れている物件などを教えてもらう場合、他に漏らさない事を条件
案内してもらう事もあるのだ。これは発見した当事者が相手を選んで教えるため、一度でも
他に漏れた事がわかるとその後は情報提供してもらえなくなる
だから、いくら親しくしている方でも教えられない情報もあるのだ。

正直、我々も廃墟情報を巡るじれったさを感じていたが、自分が当事者になって始めて既存
サイト様の苦労がわかったのだ。最初は「もったいつけやがって!情報独り占めかよ!」
思ったものだが、実際自分が廃墟サイトを運営してみると、ウカツな事が言えないということが
よくわかる。

これらのような理由で、当サイトや他の廃墟系サイトへ質問するのは情報収集としては効率的
でないとわかって頂きたい。もっと情報開示に甘い系統のサイトもあるし、検索エンジンを活用
したり、穴が空くほど地図を眺めたりドライブがてら走り回ったりするほうがよほど得る物は
あるといえるのだ。


ていうか、情報提供できない皆様すんません。色々あるんですわ。








制作過程   2005/03/05 pcfx




「過去の棲家」は主に同年齢の3人で制作されている。しかし主メンバー以外にも制作に協力
してもらっている方々や提携グループ、下部組織などがある。

最も協力者が多く携わる部分が情報収集で、我々が「情報部」と呼んでいるグループが
ある。それらを統括して情報を吸い上げるのがTELの役目だ。

情報収集で最も優れた働きをするのが主メンバーのYOCHI。彼の執念とカンと努力が
多くの新物件を発見に導いた。魔術的ともトリュフ犬ともいえる手腕で廃墟を探し出し、
針の穴のようなヒントから新物件を引っ張り出す。彼なくして「過去の棲家」は成り立たない。

理論的統計的に物件を割り出すYOCHIとは別に、足で探すグループがいる。彼らは空い
ている時間を全てドライブに費やす。とにかく車やバイクで走り回り、それらしい建物や
街並みを見つけると下見をして回る。そして廃墟を発見するやTELに電話を入れて住所や
ルートを報告してくる。彼らはなぜそんな面倒な事をするのか。別にTELから報酬をもらえる
わけではない。彼らはとにかくドライブが好きな連中なのだが、ある時から目的もなく走る
事に飽き始めた。そこにTELが目的を与えたのだ。それが廃墟捜査だった。
TEL自身も重度のドライブマニアだったので、彼らに面白いドライブルートを教えてやる
うちにこうなってきたのだ。

また、提携している廃墟探索グループもある。こちらは特にサイトを立ち上げて発表する
気がない人達で、数グループと提携している。彼らはホテルだけ、しかもラブホだけを探索
するのが趣味な人達や、工場だけを追求するなどといった、言わばロケーションが特化した
グループ。当然それだけでは物件数も限られるので、サイトを作るまでには至らない。彼ら
と情報交換して知った物件も多い。更に他サイトの方々と合同探索やOFF会を行うことも
あり、そこでも情報を得ている。

現場で出会ったキモラーに合同探索を求められた事があった。彼らはウワサの廃墟まで
やって来たのはいいのだが、あまりの怖さにビビって中には入れないでいたのだ。
そこに我々がやって来たので、一緒に入れば怖くないと思ったのだろう。しかし我々は
手慣れた探索者であり、彼らは怖いもの見たさでやって来た初心者。ズカズカ入っていく
我々は、彼らには頼もしく見えたのだろう。帰る頃にはある種の尊敬のようなものが彼ら
に芽生えたらしい。是非にと連絡先を訊ねられ、最初はメアドを、次第にサイトのURLを
教えた。そして「過去の棲家」を見た彼らは、自分たちも過去の棲家に入れて欲しいと申し
出て来たが、その時彼らは心霊系を引きずっていたため、主旨が違う事を説明し、お断り
したのだった。
それから暫くして、彼らから自分たちで廃墟探索グループを設立したと連絡が入った。大学
でサークルのようなものを作ったらしい。そしてそのサークルの性格は肝試しではなく、
廃墟探索である事が告げられた。そして「過去の棲家」に入れなくてもいいから、情報の
共有だけして欲しいと申し出があったので、情報を広めないこと廃墟を荒らさない事を
条件にそれに応じ、傘下のグループとして我々の探索に(たまに)同行する事を承認した。

これらを総称して「情報部」と呼んでいる。彼らの情報はTELが連絡を取り合っている為、
TELが代表となっているのだ。

YOCHIが独自に調査した物件を確認しに行くのもTELの仕事だ。メンバーの3人は各々
休日が違う為、3人一緒に行動する事は少ない。TEL+YOCHIの時は、YOCHIが調査
した物件の特定と探索というパターンが多く、TEL+pcfxの時はその他で得た情報を元に
探索をする事が多い。その為、提携グループとの合同探索にも3人揃って行く事は殆ど
なく、TEL単独で参加する事も多い。pcfxはそれらの情報を詳細にTELから聞き取り、
整理してサイトにアップするのだ。

このような理由から、「過去の棲家」の代表はTEL、情報はYOCHI、サイト運営はpcfxと
いう分担になっている。これに横の繋がりや縦の繋がりが加わって、総合的に運営されて
いるのだ。


因みにサイトの「過去の棲家」というタイトルは、pcfxがサイト立ち上げ当初に暫定的に
つけたものだが、TELからもYOCHIからも特に苦情が無いためにそのまま定着して
しまった。我々のグループ名も特になかったのだが、いつの間にか「過去の棲家」という
事になってしまっているようだ。

また、サイトにはYOCHIが殆ど登場しないが、彼は情報収集に明け暮れているためか、
さほど自己主張には興味がないようだ。現在何か表に出る場を提唱しているが、気が向い
たらそのうち何か書いてくれるかもしれない。










とうとうサイト移転   2005/03/03 pcfx




忍者システムさんのレンタルHPサービスを追い出された。

規約にも「転送量オーバーを繰り返すと追い出すよ?」とかいてあったから仕方がない。
しかしいくら無料だからといって、1日128MBの転送量を守るのは難しい。1Mのjpg画像を
一枚表示しているだけでも、1日に128人見たらオーバーしてしまうのだ。(もちろん圧縮が
あるのでもう少しは見れるだろうが)

一応規約は読んでいたので転送量制限の事は知っていたのだが、まさか開設2ヶ月でこんな
にアクセスが増えるとは思ってもみなかったのだ。

また、アクセス解析を見てみると、いくつかの物件ページが直リンクされていたらしい。それも
転送量が不自然に増えた一因のようだ。

どちらにせよ、いつかは転送量オーバーをするのがわかっていたため引っ越す予定だったの
だ。忍者システムさんの名誉の為に言っておくと、わずか1ヶ月94円で有料サービスが利用
でき、有料だと転送量の制限はないのだ。有料化を渋ったpcfxが悪いのだ。


pcfxは古いタイプのネットワーカーなので、「ネットワーク上の情報環境は良心に基づくならば
無料であるべきであり、コストは知恵を使って無料にできるように環境を整えるべき」という考え
を持っている。つまり「広告を入れるなりなんなりして無料にしてこそコンテンツの充実が図れ
るのだ」と思っているわけだ。現実世界の足かせから自由になればなるほど、ネットワーク社
会は有用で価値あるものになるのだ。

日本の個人サイトは他国に比べてまだまだコンテンツ総量が貧弱である。その理由はシャイな
国民性もあるだろうが、電話代からプロバイダ料金からソフトウェア代からPCの価格から、
なんでもかんでも有料でしかも高額である事も一因としてあるだろう。また、どんなに個人的で
独り善がりな内容のサイトでも、それを情報資源の一つとして容認するのが高々度情報社会
であり、どんな反社会的な主張でも現実にあるものとして認識され評価される事こそ、「世界は
不透明」から「世界は半透明」へ移行する文化の発展過程として必要だと思うのだ。

偉そうな事を書いているが、要は「できるだけタダがいいな」という主張である。










たのしい合同探索   2005/02/27 pcfx





合同探索というものがある。これは異なるグループが一緒に探索する事なのだが、少々複雑
な性格をもっている会なのだ。

合同するのが廃墟系だけの場合は目的が一緒なので大きな問題はない。心霊系同士も同様
だ。しかし廃墟系と心霊系が合同になると、一味違う面白さが出てくるのだ。更に他系統の目
的を持つ人や未分化な状態の人が混じると、更に楽しみは膨らんでいく。


例えば、カメラマン系廃墟系心霊系単発肝試しが同じ廃墟に集結して合同の探索を開始
したとしよう。まず最初にカメラマンは廃墟の全景を撮影しようとして、三脚を組み立て始める。
そして置いていかれる

廃墟系は先頭をずんずん進んでいく。廃墟系がバシャバシャ写真を手当たり次第に撮って行く
後ろを、注意深く心霊系が続く。単発肝試し系は恐る恐る心霊系に続く。

廃墟系が残留物チェックに移行し始める頃、カメラマンが遅れて廃墟内の撮影に入る。そこか
ら少し離れた所で、心霊系が霊を感じ始める。「あ、あそこに何か感じる!」その言葉にビビる
単発肝試し。急に徐霊行為を行う心霊系。更にビビる肝試し。

心霊系が悪い波動を感じるあたりでは、既に廃墟系が遠慮無しに残留物のマクロ撮影を終了
しようとしている。「霊感ない人は強いよね」と半ば呆れ顔の心霊系。霊などまったく眼中になく
、次々に探索の足を早める廃墟系。ここでようやく肝試し系も場に慣れ始める。その様子を後
ろから撮影するカメラマン。

「○○物件クリア!」と探索に見切りをつける廃墟系。そろそろ飽き始める肝試し。しかし心霊
系は注意深く動きすぎた為、まだ堪能しきれてない。カメラマンもまだ撮影のアングルを考えて
いる最中だ。

肝試しが入り口付近まで戻って雑談をはじめ、廃墟系は互いの装備について「これどこで買っ
た?いくらだった?」などと情報収集。

霊の供養を始める心霊系。それを冷ややかに眺める廃墟系。
ようやく気に入ったアングルを見つけて長時間露光のセッティングを始めるカメラマン。
心霊系を待ちくたびれて、残留物の再チェックを始める廃墟系。入れ違いに供養が終わって
入り口付近に来てみたが、廃墟系がまだ探索しているのを見て不満を漏らす心霊系。


しばらくして全員が入り口付近に集合する。そして次のポイントに移動する車内での会話は、
結局各々のジャンル間だけで話される。まだ自己紹介もしていないままだ。


そして誰が誰やらよく解らないまま探索は終了。心霊系が「悪い波動」を感じた場所の写真を
廃墟系がサイトにアップし、「DQNが使ったコンドーム発見!」などとコメントを入れる反面、
心霊系サイトでは同じ場所の写真に「ここの壁、女性の顔に見えませんか?」などとBBSに書
き込まれる。やはり同じ場所の写真を、カメラマンは絶妙な光線の具合で美しい写真をサイト
にアップしているのである。更に同じ場所を「写るンです」で撮影した単発肝試し系は、後日
できあがった写真を友人などに見せて、その中に一枚だけあったオーブ写真「心霊写真」
して自慢しているのだ。

これだけ物の見方が違う人たちが、バラバラながらも揃って楽しめる合同探索、
あなたも参加してみてはどうだろうか。


但し、各ジャンルのペースの違いや、価値観の違いに対する寛容性がないと決裂するかも
しれないが、それも含めて楽しみたいものである。













サイト移転準備中   2005/02/27 pcfx





もう毎日が転送量オーバーとなってしまった。やはりこのHPサービスでは限界のようだ。

そこで他のレンタルHPサービスを検索し、よさげな所を見つけて早速登録した。

そこまではよかったのだが、現HPサービスでは7つのアカウントに分けて管理している為、

そのまま次のサービスにFTPアップとはいかないのだ。

一度一つのルートフォルダにデータを移さなければいけないのだが、ソフトの制限から、その

多くが手作業になってしまうのだ。

そんなわけで、3000ヒットまでに間に合わせようと現在必死に作業しているのだが、アクセ

スが予想以上に伸びているため、今現在で2986。間に合いそうにない。

移転先はまた掲示板などで改めてお知らせするが、一応ここにも貼っておく。

http://kakonosumika.fc2web.com/

但し、まだ制作途中なので、今覗いても何もできない。

ではまた作業に入る。肩凝った・・・・;; 











海外の廃墟   2005/02/25 pcfx





このサイトの管理人pcfxは海外旅行が趣味の一つだ。それもアジアばかり。大抵はタイの
首都バンコクに一旦向い、そこから第三国に乗り継ぐのだ。バンコク乗り継ぎは非常に便数
が多くて安い。即日乗り換えする場合もあれば、数日滞在してから出かける場合もある。

そういうわけでタイを訪問する事が非常に多いのだが、タイに限らず途上国というのは廃墟
だらけと言っても過言ではない。

タイの通貨危機があった時、建築中の巨大ホテルが突然建設中止となり、建設途中のまま
放置されたものも数あったし、ショッピングコンプレックスが閉鎖になった事もあった。中・小
規模の廃墟は工場・病院・マンション他多数。それこそ探索し放題だと思うかもしれないが、
途上国と日本では廃墟に対する姿勢が違う。




日本でも廃墟に野良人が住み着く事があるが、途上国では野良に限らず「あたりまえ」な感
覚で普通に住まわれている。バンコクでよく見かけるのは、建設中のマンションの完成前、
建設作業員とその家族が一足早い「引越し」をしてくる事。もちろん完成後は出ていくのだが、
それまではその部屋に住んでいるのだ。大きな家具などは持ち込まないが、生活に必要な
家具で容易に持ち運べるものは全てある。内装工事が始まって作り付けの家具が運び込ま
れても、まだ住んでいる。マンションを購入した人は、新築の中古部屋を大枚はたいて買う
事になるのが常だ。しかも工事がいいかげんなので、リフォームにリフォームを重ねて、よう
やく住める状態になるというのがバンコクのマンション事情だ。

建物が老朽化しても、基準を守るとか管理とかが不得意な人種だから平気で住み続ける。
しかしもう、どうしても人が住むに耐えない状態になってからようやく出ていくのだが、そう
なってからもオーナーの事情で放置されているものがたくさんある。そこにまた、どこからとも
なく人がやって来て生活を始める。電気はその辺の電線から適当に引っ張り、ガスもどっか
から引いてきたりプロパンを拾ってきたり、水道もどこからともなく引いてくるという不思議な
事が起こっている。もちろん料金など払ってない。

私がバンコク滞在中、ホテル代を浮かせる為にたまにお世話になる家も、実は不法滞在だっ
た。しかし電気ガス水道が全部使え、テレビも冷蔵庫も拾ってきたのを使っている。オーナー
はこの物件を忘れているのか、一度も文句を言いに来たことはないそうだ。文句を言いに来
る時は、同時にブルドーザーがやってくるのである。

前年訪れた時は稼働していた工場が、翌年訪れると閉鎖になっていた事があった。
散歩ついでに覗いてみると、中はスッカラカンになっていた。途上国では、使えるものが放置
されているような事は無く、全て売られるか、もしくは誰かが持って行って売られる。だから
大抵の工場や店舗の中はスッカラカンになる。その仕事は素早い。


タイは途上国の中でも裕福なほうで、ベトナムやカンボジアなどはもっとスゴイ事になってい
るのだが、それでも東南アジアはまだマシなほうだ。インドまで行くとモノスゴイ事になって
いる。

インドのコルカタ(旧カルカッタ)という街は、悪く言えば街自体が廃墟みたいなもので、廃墟
なのに人がダイナミックに生活しているという状態だ。廃墟探索者がよく訪れるホテルの廃墟
みたいな所に平気で旅行者を宿泊させていたり、民家は軒並み民家廃墟の様相だ。更に
その廃墟にすらあぶれる人が大勢いて、主に廃墟の床下や道路や公園や、とにかくその辺
に適当に住んでいるのだ。





コルカタのサダルストリートという安宿街には、オンボロ宿がひしめいている。マトモな宿でも
築何年なのか聞くのが怖いほどで、最低ランクのドミトリー(相部屋)になると、滝のような雨
漏り、ゴキブリの大群、蚊軍団の襲来、相部屋ジャンキーの不可思議な言動、相部屋泥棒
との油断できない戦いなどなど、もう部屋なのか外なのか曖昧な状態である。
そのサダルストリートからフラリと出て近所の貧民街に足を運ぶと、廃墟に住んでいる人が
そこのセレブであり、一般人は廃材の小屋、もしくは露天住まいである。

このような状況を見る事で、大抵の日本人は物凄いカルチャーショックを受ける。日本とは
あまりに物差しが違うので、現実なのか幻想なのか判断がつかなくなって来る。日本では
廃墟だ野良人だと言っているが、ここでは建物殆どが廃墟のようなものであり、人の多くが
野良なのだ。道を歩けば物乞いにつきまとわれ、水や食べ物は安心できず、交通機関は
信用ならない。愛想良く話しかけてくる人は詐欺師であり、商店には腕を引っ張られて誘い
込まれる。往来で堂々と麻薬が取引され、警察はワイロを要求する。一つ病気を治しに病院
に行けば三つほど病気をもらってくる始末であり、ホテルの部屋に戻れば金目の物はなくな
っている。 





このような「廃墟が具現化した世界」は、我々が日本の廃墟を探訪するのとは全く違う様で
あり、全く同じとも言える。

私がインドから戻ってすぐにTELと廃ラブホに同行したが、インドボケが治ってない状態の
私の目に見えた、その朽ちかけたラブホの部屋が、

「おー、コルカタで泊まったホテルよりも現状で豪華じゃん」

という感想だったのは、まだTELには話していない。


*もちろん金をケチらなければコルカタにも快適な環境はある。
*廃墟好きならインドを楽しめるかもしれないが、相当な覚悟がいるだろう。 









関西プチ遠征   2005/02/19 pcfx 





本日、TELと共に大阪まで出向いた。和歌山県にほど近い、「一龍旅館」と呼ばれる廃旅館 
だ。ここは「日本旅館」や「一柳旅館」とも呼ばれているらしいが、地元の人は「一龍旅館」と呼 
んでいるそうだ。 

午後に名古屋を出発。あいにくの雨の中、高速道路をぶっ飛ばして到着。 
この物件に進入するには、近隣の公園に入って裏側からエントリーする事になる。当然、雨の 
中公園を散歩する人などいない。公園の中の山道を少し入るとターゲットが見えてきた。 

外観を撮影し、草叢をかきわけて入り口を発見。中を探索し、撮影した。 



話はここからなのだが、砂漠育ちのpcfxは雨に非常に弱い。到着するまで傘をさしていたの
だ 
が、それでもいくらかは濡れる。更に建物内も多少雨漏りしてたので髪の毛などが濡れてしま 
った。雨に弱いpcfxは徐々に弱り始め、探索が一通り終了する頃には弱りきっていた。 

で、この物件には別棟があり、そこにエントリーするには進入した建物から一旦出て、公園に 
隣接する廃棄物置き場を横断しなければならない。 

しかし弱ったpcfxは早急に髪の毛を乾燥させる必要に迫られたため、一旦車に戻ってコンビ 
ニ行きをTELに要請した。コンビニでタオルを購入し、タオルでほっかむり状態のpcfxの姿に 
あきれ果てたTELは、pcfxを車に残して単独で別棟に突入した。 

だいぶ経ってからTELが車に戻って来た。どうやら進入に成功し、写真を撮影してきたようだ 
がデジカメを確認してみると、撮った写真は全て真っ黒。 

ところでその別棟だが、本来なら進入できる建物から橋を渡って行けるようになっていたよう
だ 
が、建物が崩壊して一部埋まっているために現在は直接いけない。 

別棟は金閣寺を模して作られたと聞いているが、現在は崩落してなにやら和風の建物があっ 
たという名残りを残すだけに留まっている。 

更に廃棄物置き場は業者によって立ち入りを禁止されている上、ガレキを越えていかなけれ 
ばならない。更に崩落が激しいために外観を眺めるくらいしかできない。 



まあ、そんな感じでプチ関西遠征は終了。帰りに天理市で天理スタミナラーメン本店に立ち寄 
り、TELはスタミナラーメン、pcfxはトンコツラーメンを食べて名古屋に帰ったわけだが、この 
店のトンコツラーメンのスープは、インスタントラーメンの「はかたんもんラーメン」のスープと殆 
ど同じ味。マジであのスープを使っているのではないかと思ってしまう味なのだった。 










あえて無題   2005/02/04 pcfx





廃墟に進入する事自体の倫理はここでは置いておくとして、進入する側の行動について書きた
い。 

多くの廃墟で火災が起きている。この原因の殆どが、野良人の火の不始末、次いでヤンキー 
による火の不始末だ(近隣の人の話による)。 

野良人の廃墟での生活行動を、残留物から類推すると、屋内で煮炊きをしているのが窺る。 
またタバコを床で消すという行為も散見される。自由人が生活していた部屋のタタミに多数の 
焦げ後が見られるからだ。 

また、ヤンキーが廃墟の屋内で花火をするという暴挙も見られる。 


さて、廃墟で火災が起きると、無論誰もいないので発見が遅れる。そして近隣の方々に大きな 
迷惑がかかるのだ。 


このような行動をする人達に何を言っても無駄だ。火災が起きるのはわかっていてやってるの 
だから、あえて説教などする必要はない。廃墟や心霊スポットが好きで探索している人と、ヤン
キーの肝試しを明確に分けるのは不可能だ。そして野良人はネットなど利用しない。 

廃墟が好きな者は、言われなくても廃墟内で火の不始末をしたりしない。 


当初このサイトでは、物件の詳しい住所や地図を掲載していたが、ヤンキーですらネット検索 
をする時代に、この行為は危険過ぎるという理由で削除した。掲載していたのは、まだどこにも
リンクをしていない時期なので、情報が出回った事はないだろう。 


住所の掲載を市町村名までに留め、物件の呼称を一部伏せ、写真に一部モザイクをかけたの
は、そのような理由による。別に出し惜しみしてるわけではない。もし、貴方が廃墟を荒らした 
りしない人だという事を証明することが可能なら、すぐにでも教えるのだが、そんな方法は存在
しない。 

また、廃墟サイトの中には、他人のサイトから勝手に写真を抜いて自分のサイトに貼りつけ、
さ も自分が探索したように見せかける者もいる。当サイトはそのような行為をしているサイトと
のリンクはしない方針だ。既に「過去の棲家」の写真を流用して、予告写真として使用している
サイトを発見した。(当人は偶然同じような写真を自分が撮ったと言うだろう) 

また、気をつけたいのは、ニセの情報で惑わす者がいること、また、非常に危険な場所(クマ 
出没地・暴力団管理地など)に物件があるなどとして誘い出す者がいる事だ。 

探索者諸兄に於いては、自己防衛に務められたい。 










またもや転送量オーバー   2005/02/01 pcfx 





当ウェブサイトは「忍者ツールズ」という所の無料HPサービスを利用させてもらって運営してい 
るのだが、ここの「無料HP」には大きな落とし穴があった。 

前述にもあるが、1日の転送量(閲覧者が○○kBのページを○○回利用した際のダウンロー 
ド量の一日当たりの総量)が「128MB」と決められている点だ。 

ここに、転送量オーバーした日の記録が残っている。 

2005/01/31   2739   130.14 MB 

これは、1月31日にフレームありのメニュー画面を、2739回閲覧し、合計130.14MBを 
ダウンロードしたという記録だ。この数字もなんだかおかしい。トップページのカウンタをみる 
と、この日58人のアカウントから閲覧があったという記録が残っている。このカウンタは同一
のIPアドレスでリロードしても同日は増えない仕様になっている。 

では、2739回の閲覧とは、一体なんなのか。 

考えられるのは、トップぺージを通さずに直接フレーム画面にアクセスし、その画面を無暗に
リロードしたという事だ。 

ちょっと常識では考えられない数字だ。荒らしにしても変だ。掲示板にはなにも荒らしらしい痕 
跡もない。 

フレーム画面で問題があるとすれば、フレームのデフォルトで少しばかり容量のあるgifアニメ 
ーションを導入したことだが、高々数百キロバイトのものだ。 

現在このアニメーションは削除し、普通のjpg画像に差し替えている。 

なんにせよ、これはあまりにも不可解であり、また転送量の制限も非現実的な数字と言わざる 
を得ない。 

もちろん、「忍者ツールズ」には有料HPサービスもあり、課金すれば転送量制限は解除さる 
らしい。そしてその料金も破格に安い。 

が、特に転送量制限のない無料レンタルHPサーバーのサービスも他にあるので、そちらへの 
移動も考慮している所だ。 

料金の支払いがイヤというよりも、無料だからといってこのような制限設けている点が少し満 
に思えてきたのだ。今時トップにフラッシュを使うウェブサイトは普通になっており、トップページ
だけで1MBを使用する事は珍しくない現状でも、この制限だと1日129人も閲覧すればアウト
になるのだ。これはあまりに酷い制限だ。 

前回の停止騒ぎで、「過去の棲家」は6つものサイトに分割して運営している。つまり、閲覧に 
大きな偏りがなければ、1日に768MBまでの閲覧に耐えられる設計にしたのだ。1物件のペ 
ージの使用容量が500KBとして、1日に約1500回の閲覧を可能にしたわけだ。このくらあ 
れば、普通は問題なく稼働するはずだった。 

しかし、フレーム画面導入直後にまたまたオーバー。これでは運営に支障がでてくる。 










悪夢     2005/01/25 pcfx  




某廃屋に再度訪問したのが数日前。 
そこには数ヶ月前に一度行っていたのだが、写真を取ってなかったので再度訪問した。 
そこの見どころは、二階の寝室にある天井の鏡だった。一般の民家の天井に、普通鏡などな 
いと思うのだが、ここにはあったのだ。 
しかし、二度目の訪問時には、その廃屋の二階は火災でマル焦げになっていて、その現場を 
押さえる事が出来なかった。 

まあそれは仕方がないのだが、それからが大変だった。 

毎晩毎晩、悪夢に悩まされるようになったのだ。今まで幽霊が出る夢など見たことがなかった 
のだが(少なくとも覚えている夢では)、この日から幽霊の夢に悩まされるようになった。 

私は基本的に霊の存在などに無頓着なのだが、もしかしたらこの物件はマズイのかもしれな 
い。そういえば、初回に行った直後も高熱が出たのだった。 
TEL、もうあそこは行かない方がいいと思うぞ。 










転送量オーバー     2005/01/18 pcfx 





困った事になった。 
当HPの基本方針である、「写真を大きく掲載」が裏目に出たのだ。 
レンタルHP会社から「転送量オーバーなので対策を取れ」との苦情がきたのだ。 
リンクを公開した途端、大勢の方に見に来てもらえたのだが、どうやら画像サイズが大きぎ、 
画像量が多すぎたようなのだ。 

仕方ないので、画像を貯蔵する場所を分散した。つまり、別のHPにコンテンツを作り直したの 
だ。これによって当面は問題ないだろうが、実はまだ問題があって本復旧とは言えない状態な 
のだ。(それについてはまた後日) 

今までにこれほど大容量の画像をアップしたHPを作った事がなく、且つ、1日の転送量に制限
のあるレンタルHPを利用したことがなかったので面食らった。 










HP制作     2005/01/11 pcfx





TELがどんどん写真を撮って探訪する内、かなりの物件の情報が貯まっていった。その写真 
を CDに焼いて受け取り、PCFXの制作作業が開始されるのだが、写真をレタッチしながらの 
アッ プ作業というのは非常に骨が折れる。なるべく毎日コツコツと作業をしていが、まだ未公 
開物件が半分以上残っている。といっても、去年のクリスマスに解説してからまだ半月くらい 
だ。 
以前にも書いたがこのHPの特色として、写真を大きく掲載する事によって閲覧者が細部まで  
観察できるように狙っている。しかしそうすると、今度はレンタルHPの容量限界というのが気に
かかってくるのだ。幸いなことに、当HPで使わせて頂いてる忍者システムズさんは100Mの
容量があるので、まだ当分は大丈夫なのだが遠からず容量を突破する事になるだろう。 









Fぬき改装   2005/01/05 pcfx





ついに蒲郡の巨人が死ぬ日が来た。 
某仏教系宗教団体に買い上げられ、改装工事が始まった。宗教ってよっぽど儲かるんだな。  
そんで最後の探索に出かけてみた。 

中はすっかりかたずけられていて、壁の所々がハツられ始めている。宴会場の一つに照明が 
ついていて、工事関係者が出入りしていることが伺える。また各宴会場に1個づつ、大きな仏 
壇が据えられていた。 

水車風呂はまだ無事だったが、この施設はどうするのだろうか。仏教者でもやはり水車風呂
に 
入るのか。それとも簡素な風呂に改装するのか。 

いつか、改装後のこの宗教団体の施設に、適当な事を言って入って見学させてもらおう。  









制作裏話(初回)    2005/01/08  pcfx 





探索して貯めた情報をHPにアップするにあたり、廃墟に侵入するという行為が招く危険性を
議論する事になった。我々は、できるだけ廃墟破壊者に情報を与えたくないというポリシーと、
広く情報を伝えたいという二つの考えに挟まれて悩んだ。これは他の廃墟系HP制作者も同じ
悩みを抱えた事と思う。 

また、廃墟探索という行為が、決して褒められた行為ではないという後ろめたさもあった。
我々は廃墟に火をつけるわけでもないし、そこに住み着くわけでもなく、残留物を持ち帰るわけ
でもない。内部を荒らすような事はしていないのだが、我々以外の人がそうしないという保証も
ないわけだ。他人が起こしたトラブルに巻き込まれたくない。 

そうして考え出されたのが、「全て創作にしてしまう」という手法だ。まず基本になる小説があ  
り、その物語が本当にあるかのように見せる資料を表現すること。その為、当HPは全て創作  
であり、紹介文はすべて小説であり、写真はすべて合成ということになっている。  
(という設定なだけで、全て創作で合成です) 

また一方では、気軽に廃墟の情報を閲覧できるようにもしたい。そんな色々なバランスを取る  
ために、利用規約を入れて創作臭をなるべく消すようになった。 



当初、廃墟系と心霊系を両方カバーするHPという概念で始まったが、オカルトなコンテンツ
はまたの機会に譲った。しかしその名残りが当HPのどこかに残っている。 

HPのデザインも、リンクを外部に公表するまでに二転三転している。当初はホラー色の強い
デザインだったので、リンクページには恐怖素材のサイトが紹介してある。実はこれを書いて
いる 
現在でも、まだデザインに迷いがあるのだ。 

このHPは「i4」(アイフォー)という会社の「ホームページ忍者ver1.02」を使って制作してい
る。 もう4年も前の製品なので随所に物足りなさもあり、色々と動作にも問題があるソフトなの
だ が、今までにこのソフトで30以上のHPを制作してきたので体が慣れてしまい、他のソフトに
手が出せないでいる。この製品を買う前にもHP制作をしていたのだが、それまではワードで
制作 していたのだ。最近ではワードでHPを作れることを知らない人もいるようだが、最初に作
っ た個人サイトは、未だワードで現役に更新されている。 



当HPの写真を見てお解りと思うが、素人丸出しである。当初はHPで公開するということも念 
頭 になく、ただの記念写真というスタンスでバシャバシャ撮っていただけ。性能のよいカメラも 
なく、フラッシュは弱くて真っ暗だわ、ピントはボケてるわ、構図もなにも有ったものではない 
わ、重要な物は撮り忘れるわ、外観の写真を取り忘れて何がなんだかわからなくなるわ、だっ 
た。その為、後から再び廃墟を訪れて撮りなおす事もしばしば。 

画像ソフトで真っ暗な写真を明るくし、ピントのボケた写真にはシャープネスを入れる。構図
が 悪すぎる写真はトリミングし、被写体がロクに写ってない写真は拡大している。 

また当HPの特色として、写真を大きく掲載している。他の廃墟系サイトを見ると、写真が小さ
くて臨場感が希薄だった。最近はレンタルHPの容量も増えてる事だし、ブロードバンドも普及し
ている。そこで640×480サイズの写真を掲載する事に踏み切ったのだ。最初は800×600
だったのだが、全体のデザインが崩れてしまうのと、640でも十分迫力を伝えられると思えた  
のでこの形になっている。 
(当HPの写真はすべて合成です。CGです。現実にあるものを撮影したのではありません) 



我々はそもそも若かりし日、口コミで聞いた心霊スポットに出かけていた。東海地方では心霊  
スポットの登竜門と言われている旧伊勢神トンネル、多治見(古虎渓)の幽霊ホテルなどを皮  
切りに、今日名の知られるスポットはほぼ網羅していた。 

しかし、それだけ熱心に心霊様を詣でているのに、ただの一度も心霊らしきものを見たことが  
なかったのだった。まあ、不可解な現象はあるにはあったが、しかし幽霊を見たわけではな
かったのだ。 

人間はそうなると、安心するというか気にならなくなるというか、どんどん大胆になっていくもの  
で、最初はビクビクモノだった探索も次第に足早に踏破するようになり、他の楽しみを探すも
のなのだ。我々の場合は、廃墟の残留物チェックがそれだった。 



廃墟にある残留物といっても、ゴミから資材まで色々だ。その中で我々の心を引いたのは、
個人の心情を記した日記、メモ、手記など。その人が以前にそこで生活していた証だ。これは
遺跡発掘の醍醐味に似たものがあるのではないか。古代文明の発掘は大変だが、近代文明
の発掘は比較的容易だ。そんなお手軽なロマンが、我々を引きつけてやまないのだ。 









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